ついに、ついに、AIが人間を超えたのだろうか? グーグルのつくった”アルファ碁”が、韓国のイ・セドル九段と5試合の勝負をいどみ、3試合終えて、3連勝と圧倒した。 先日のヨーロッパの囲碁のプロ棋士と戦って勝ったというときは、まあ、ヨーロッパだし、やっぱり、囲碁といえば、日本、中国、韓国だから、このプロ棋士を戦ったら、勝てないだろうね、と思っていた。 ところが、何と、韓国のイ・セドル九段に3連勝だから、驚いてしまった。 イ・セドル九段は、日本の第一人者・井山裕太名人に勝ったこともあるので、このイ・セドル九段が負けたので、相当実力は高い。ついについに、囲碁も負けてしまった・・・。 チェス、将棋と続いて、囲碁は、盤面数が多いし、打つ手が無限にあるので、そう簡単にAIといっても追いつかないだろうと思っていたのに、あっという間に追いついてしまった。 将棋のプロ棋士でタイトル保持者が負けたり、5番勝負で負け越した時には、ものすごくショックだった。 人間と違って、疲れることがないので、時間がたてばたつほど、気力が薄れるということもないし、思考だけでいえば、手を誤る可能性は低い。 将棋の場合、終盤までに圧倒的に優位な状況を作らないと、寄せ切られてしまう。序盤で作戦勝ちしないと厳しい。 それに、何だ、この手?というのが、後々意味のある手であることがあったりと、これまでには、考え難い手もあり、コンピュータ将棋の実力は、恐るべきものがあった。 今度は囲碁だ。事前にイ・セドル九段の過去の対局を覚えさせたという点や、また、頭を使う戦いを毎日行うのは、イ・セドル九段には、かなり不利な状況だ。 特に、初戦で負けて、ショックを受けたり、また、手の見直し、反省が不十分な状態で続けて、翌日の戦いだから、イ・セドル九段が、気力を充実させて戦うには、無理がある。この勝負は、ちょっとイ・セドル九段には、不利なので、これが、プロ棋士の実力と判断するのは、早すぎると思うが、それにしても、ちょっと、この3連敗は大ショックだ。 3試合とも、圧倒されてしまったので、残り2試合は、一泡吹かせて欲しい。何とか、弱点を見つけて、まだまだ、コンピュータ囲碁がプロ棋士を超えたと言えないというところを見せて欲しい。 でも、負けてしまったが、イ・セドル九段は、すごい人だと思う。不利な状況で、戦いを挑んでいるわけだし、連戦を受けて立ったというのも、勇気のあることだと思う。 何とか、残り2試合で、2連勝と言わないけれど、全敗は避けてほしい。頑張れ、イ・セドル九段! ※しかし、強い。 |
<< 前記事(2016/03/12) | ブログのトップへ | 後記事(2016/03/14) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2016/03/12) | ブログのトップへ | 後記事(2016/03/14) >> |